著者: Steven Lynn。Difyのテクニカルライター。Difyでは、ナレッジベースツールを利用して、エージェントが大量のテキストコンテンツから正確な情報を取得することが可能です。しかし、多くの場合、理解する必要があるローカルファイルはそれほど大きくないため、ナレッジベースを使用する必要はありません。このような場合には、ファイルアップロード機能を活用して、LLMがローカルファイルをコンテキストとして理解できるようにします。 本実験では、資料理解アシスタントを例に取り上げます。このアシスタントは、アップロードされたドキュメントに基づいてユーザーに質問を行い、論文などの資料を読みながらの理解をサポートします。
sys.files
が存在することに気づくかもしれません。この変数は、ユーザーがダイアログボックスでアップロードしたファイルやファイルリストを示します。
自分でファイル変数を作成することとの違いは、この機能がファイルのアップロードを行い、アップロードされたファイルのタイプを設定し、対話中に新しいファイルをアップロードするたびにこの変数が上書きされる点です。
ビジネスシーンに応じて、適切なファイルアップロード方法を選択してください。
array
型(リスト)のみ使用できます。これは、Difyがリスト内のすべての項目を実行するからです。
そのため、開始ノードのファイル変数をarray
型に調整する必要があります。つまり、ファイルリストに変更します。
array
型変数に対して適用できます。
例えば、ドキュメントタイプのファイルのみを分析し、処理するファイルをファイル名でソートすることができます。
イテレーションノードの前にリスト操作を追加し、フィルタ条件やソートを調整し、その後、イテレーションノードの入力をリスト操作ノードの出力に変更します。